社会福祉法人 福鳳会 理事長  林 治朗

 

 時下、皆様方にはご清祥のこととお喜び申し上げます。常日頃から当苑に対してご支援を賜り厚く御礼申し上げます。

 平成28年6月8日付けをもちまして鳳鳴苑の理事長に就任いたしました。昨年4月の介護報酬の改定後の厳しい環境の中での就任でありますので、心引き締めてかからねばと考えております。前理事長の林松夫先生やこのたび理事を辞められた杉本成一様は、鳳鳴苑設立前から設立のために大変なご苦労をされた方々で、開苑以後も当苑に対しご尽力されたことはみなさまよくご存知のことだと思います。残念ながらお二人そろっての退任になりました。鳳鳴苑にとっては大きなマイナスになると思いましたが、長年のご苦労に感謝してお送り申し上げました。

 さて、7月10日に参議院選挙が行われます。アベノミクスは成功か否か、TPPの参加はいかに、消費税増税の延期はいかがなものかなどが大きな争点と考えております。消費税増税により医療介護費の原資を確保するはずだったものが延期され、さらに少子化問題にも本格的に取り組まなければならない状況となった今、経済の活性化を優先することは必要なことと思いますが、また選挙に勝つための方策としても当然かもしれませんが、将来に負担を残す施策になってしまったことが残念です。

 

 先日、英国の国民投票により欧州連合から英国が離脱することになりました。その直後から世界同時株安や円高が短期間のうちに発生し、政治経済の予測が困難になってきました。英国国内でも選挙後数日のうちに、離脱するとは思ってもいなかった国民の再選挙を希望する人の署名が300万人以上も集まったそうです。

 民主主義の根幹は選挙でありますので、選挙結果についてはないがしろにするわけにはいきませんが、選挙はみずものと言った先人の言葉を思い起こさせます。このたび参議院選挙が行われます。今度から選挙権が18歳以上に拡大されました。入所者の不在投票も行われますが、ほとんどの方が投票できないと思います。声なき声にも耳を傾けてほしいものです。この文章は6月下旬に書いておりますので、選挙結果についてはわかりませんが、日本の将来にとっても、鳳鳴苑にとっても大きな意味のある選挙かもしれません。いい風が吹くことを希望します。
 どうか今後ともご支援ご指導のほどよろしくお願いいたします。

平成28年6月